Snowflake-雪は天からの手紙-

番組仕様
ドームマスター:3K / 上映時間:25分 /制作年:2012
ジャンル:地球科学 / 対象:一般・ファミリー
声の出演:坂本 真綾 / 音楽:大河内 俊則 / 監修:藤吉
康志
脚本・演出:Astrolab
CG:並木 優子、馬場 ふさこ、スターライトスタジオ

制作・著作:合同会社スターライトスタジオ

番組内容
雪に魅入られた先人たち
人は昔から気づいていました。 雪には不思議な形があると。手や三日月の形など、現実にはない雪の結晶を描いた16世紀ヨーロッパの記録。江戸時代には、舶来の顕微鏡で雪を観察し、大著を記したお殿様もいました。写真の技術が発達してくると、驚くほど多様な雪の姿が明らかになってきました。そして私たちは先人の遺産を受け継ぎ、さらに3DCGを用いて、雪と人の歴史を、ひも解きます。

雪雲の中では、何が起きている?
地球の上空を漂う雪雲たち。 彼らが大量の雪を降らせるのは、一体どんな時なのでしょう。雲の粒ひとつひとつが見えるくらいちいさくなった気持ちで、雪雲の中に入り込み、雪結晶が育つ現場を旅します。 水蒸気を吸い込み、枝を伸ばしていく結晶や、
ちょっとした湿度の違いで、あられへと変わっていく結晶もあります。粒同志がぶつかってだるま化するときもあります。ひとつとして同じもののない、雪の成長と旅立ちまでを描きます。

夜空に舞う氷の造形
雪雲の中で育った結晶は、 いよいよ地上に向かって落下していきます。ある雪は木の枝に、またある雪は、屋根に、 車や人に踏まれてしまう雪もあります。何億、何百億分の1の確率で私を見つけ、 手のひらに降りてくれた雪! あなたとの出会いに感謝します。

雪は天からの手紙
現在、雪の形は、通り抜ける雲の気温と水蒸気の量によって決まることが わかっています。そして、定規で描いたわけでもないのに、 雪の結晶の基本はいつも、六角形。 科学者たちの着実な歩みで、 より、多くのことがわかったきました。「雪は天から送られた手紙である」という名言とともに生まれた、 中谷宇吉郎博士雪のダイヤグラムは、科学の不思議が生んだ、究極の美ともいえます。